Care Instructions
天然の色には、化学染料とは違うやや変わった特徴がございます。
染色工程においては、如何に同じ植物とレシピを元に染液を調合しても、いつも必ず、一枚一枚結果は異なります。
染液に浸かった布自体が、まず液から色を吸い取り、その後その日の空気中の水分や温度、陽の光等と調合しどんな色に仕上がるか決めます。(と、私達は表現します)
そして染色工程が仕上がった後も、月日をかけてゆっくり変化を続けます。
’ WEAR MORE,WASH LESS ' (もっと着て、洗いすぎない)
とは、天然染め界に知られる合言葉ですが、つまりビンテージのジーンズのように、なるべく洗わずゆっくりと時間をかけて自然に変化させることが、より長く美しく自然に変化させるコツなのです。
天然染めの布は、水や洗剤と圧力をかけられ無理やり変化するよりも、自分でゆっくり変化していくことを好みます。しかし勿論、真夏の暑い日には洗濯したいものです。
以下、洗濯とお手入れ方法をどうぞご参考ください。
洗い : 手洗いがおすすめですが、洗濯機ご利用の際はネットに入れ、同系色ごと、水、弱設定。中性洗剤かマイルドソープをご利用ください。柔軟剤はお避けください。
乾燥:乾燥機はご利用できません。陰干し。
保管:直射日光を避け、日の当たらない場所へ保管ください。
藍染製品:天然染め、特に藍を使用した色は始め数回の着用時に色が体や衣類に着く恐れがございます。体へ付着した色素は石鹸で洗い流せます。お洋服の組み合わせ等にはご注意ください。また、色を止めるため始めに洗われますと、上記の通り自然な変化では無くなるため、多少色が出つつも洗わずにのご着用を最もおすすめいたします。藍の特徴として、何度か使用を重ねると、皮脂と反応し、色が徐々に止まります。
その他:薄手のコットンシリーズは、綿の繊維の特質上、洗濯後シワっと硬く感じますが、アイロンで元のサラサラしたシルキーな肌触りに戻ります。レモン等酸性の食品や薬品は、天然染めを漂白してしまう可能性がございますのでご注意ください。